おととい。録画したＮＨＫスペシャル「【駅の子】の闘い／ 語り始めた戦争孤児」をみた。駅の子だったという老齢のおじいちゃんが当時をふりかえって話す。「学校へ行っても、同級生たちから『震災こじき、戦災こじき！』とはやしたてられて」「僕らが駅の地下道に座っているとね、駅員がきて『出ていけ！』って追い立てられて。野良犬ですよ。犬みたいな扱いでした。」 おじいちゃんはハンカチで目頭を押さえながら続ける。二日間なにも食べずに水だけで過ごし、着るものもなかったけれど、「なによりもね、ぬくもりがほしかったんですよ……」 そうか、そうだったのか……とわたしの目からハラハラと涙がこぼれ、あわててティッシュではなをかむ。涙がとまらない。「ぬくもり」がほしかったのか。 あの音楽を初めて知ったあのときの事がよぎる。 おじいちゃんはこうも言う。「ほんとうに悲しいときはね、涙なんて出ないんですよ。」
ときには、たとえば高田渉「コーヒーブルース」のような、何気ない日常を歌うのもいい。 あの方ならきっとできる。あの人にしかできない。
でも、いつも張りつめているのはシンドイでしょう。四六時中それでいたら心のバランスが崩れてしまいそうで心配。 出かけるときに靴をはいたり上着を着たりするように、着たり脱いだりすればいいかも。ヒーローが変身するみたく、必要なときだ変身したらいい。そうでない日常は、なんでもない僕になって、気楽に、一瞬一瞬をエンジョイしてほしい。
モーリーさんのツイッターで知ったこと。アメリカでは「防弾通学かばん」というのが販売されているという。学校などでの銃乱射事件があとを絶たないからだろう。画像を見ると、防弾チョッキとリュックサックがひとつながりになったものが映っていた。
アメリカはカード社会だけど、街を歩くときはクレジット・カードだけではなく現金もいくらか（２、３千円くらい）持っていないといけないんだそう。街角で突然ピストルをつきつけられて「金を出せ！」といわれたときにサッと渡せるように。お金を持っていなかったり、「渡せない」と答えたらその場でバン。と撃たれてしまうという。
これもどこかで聞いたか読んだかした話。アメリカの治安のわるい地域では、駐車場に車を停めたら、降りるときに自分の車のステアリング（運転席のハンドル）も外して持っていく。車を盗まれないための対策だとか。
アメリカの韓国系スーパーはよく強盗に入られた。だから韓国スーパーのレジの下のひきだしにはピストルが入っていて、強盗が来たら店員はそれで応戦する。そのようになってからは強盗の人たちのあいだで「韓国人やばいぜ」となり、韓国系スーパーには強盗があまり来なくなったらしい。
アメリカの大リーグの球場では、観客席の端っこの誰かが小銭を隣りの人に渡すと、隣りの人からまた隣りへと渡してゆき、ホットドッグの売り子がそれを受け取ってホットドッグを観客に手渡すと、バケツリレーのように人から人へとホットドッグが旅をして、元の観客へと手渡される。それが球場の名物のひとつだと聞いた。わたしもいつかそんなふうにホットドッグ・リレーしてもらって、爽やかな風に吹かれながら大きいだけでそれほど美味しくもないホットドッグをほおばってみたい（ケチャップもりもりで）。 大リーグでも国歌斉唱があるのかは不明だけど、もしあったなら、わたしも起立して、右手を左胸にあてて皆さんと一緒にアメリカ国家を聴きたい。
モーリーさんのツイッターは世界でいまどんなことが起こっているのかを、ほんの少しでも知ることができて興味深い。昔、深夜ラジオで聞いていたときもだけど、わたしにとってモーリーさんは世界への窓のような存在。
Akon「Pot of gold」は、その昔、ラジオJ-WAVEのＲＹＵさんの番組「ソウルトレイン」で知り、すぐにその曲の入ったアルバムを購入した。「Pot of gold」とは、七色の虹の根元には宝物が眠っているという言い伝えらしい。 でも、その曲以外は「あれ？？」という感じでピンとこなかった。 ＣＤのライナーノーツによると、Akonは少年時代から車を盗んだりしていたけれど、友達の一人が敵対するグループから殺されてしまい、その事がきっかけでAkonは音楽で平和を呼びかけ、犯罪社会への問題提起や人種差別問題（貧困による犯罪）の訴えかけをしようと思い立ったという。
プリンスの「The Morning Papers」 プリンスにしては音がシンプルで耳にやさしい。でも、プリンスの妖しい世界は健在。
ビートルズ「All my loving」 前奏もなしにいきなり始まるところが新鮮。
モーリー・ロバートソン ツイッター
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