名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・ オリジナル・ラブ /ルパン三世、ベルサイユのばら /マカロニほうれん荘 /アバンギャルド?

 このまえ、友人と麻雀の話になった。中国語で数を1から9までかぞえると、イー、リャン、サン、スー、ウー、ロー、チー、パー、キュウ、と教えてくれた。 牌(コマひとつ)の種類は東南西東(トウナンシャーペー)、ハク(真っ白)、ハツ(発)チュン(中)、ピンず(サイコロみたいな点々)、マンず(萬)、ソウず(竹の模様)。他の人たちの捨てたパイからみんなの作ろうとしている手を想像しながら、13個ある牌で手をつくる。トランプのポーカーのように連続で数字を並べたり(たとえば1から9とか)、同じ模様のパイをそろえたりするのだという。

 

 Suchmosの「808」を気に入って毎日のように聴いていた。何回聴いても新鮮に響く。ただ、いいのは3:33までで、いつもそこで止めて次の音楽へいく。 一昨日からは Jamiroquaiの「runaway」、EPOの「音楽のような風」がお気に入り。

 夜になってふと気付く。窓の外、辺りいちめんの虫の音。そうか、夏は終わろうとしているんだ。

 

 オリジナル・ラブはどうしてあんなに官能的なんだろう。 恋していたときのあの刹那的な気持ちがふっとよぎる。花は一瞬だから美しい。
田島貴男の声にはエロスがある。 関係ないけれどこのまえ友人に言った台詞を思い出す。「男は50からよ。」
50代ではないけれどルパン三世次元大介はいいなと思う。暗いバーのカウンターにもたれてブランデーかバーボンを飲んでいる次元に「十年早いぜ、お嬢ちゃん。ミルクでも飲んでネンネしな。」とか言われたい。

 

 ルパン三世はテレビアニメをリアルタイムで見ていた。あの頃は五右衛門に恋していた。
小学三年生のとき、妹のアトピーで旗の台の昭和医大まで通っていたことがある。大学病院の待ち時間は長い。退屈するわたしのために父が売店で「ルパン三世」の漫画を買ってくれた(作者:モンキー・パンチ)。 読んでいくと謎の場面につきあたった。ルパンと美女が二人で棺桶のなかに入り、ふきだしには「♂」と「♀」のマークが重なったり絡み合ったりしている。これはどういう意味なんだろう??と分からなくて、父に訊きたいけど、訊いてはいけない事のような気もして、けっきょく父には訊かず、「オトナのラブシーンなんだろうな」と解釈しておいた。 あと、昭和医大は自販機のメロンソーダが美味しかった。

 

 子供の頃にもっていた漫画に、「キャンディ・キャンディ」も追加。わたしはアルバートさんが好きだった(正体は丘の上の王子様。本名はたしかウィリアム・アルバート・アードレー)。 ステアもいいなと思っていた。
ベルサイユのばら」は池上図書館の子供室に通って読んでいた。フェルゼン(ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン)より、なぜかアンドレの方が好きだった。わたしは黒髪の男性に弱いのらしい。 オスカルがアンドレに言った台詞はたしか、「わたしを愛しているか? 生涯わたしだけを愛すると誓うか?」
エースをねらえ!」も図書館で読んだ。宗方コーチが素敵。お蝶夫人とか緑川蘭子(らんこ。宗方コーチの妹)とか、今思うとあんな高校生いるの?!という感じだけど、子供の頃は高校生っていったら皆あんなふうにオトナなんだろうと思っていた。 音羽さんのセリフ「お蝶夫人は気がたかぶってらっしゃるのよ。」、【気がたかぶる】という言葉をあのとき初めて知った。

 

 あと、覚えてる漫画は。 どの少年誌か覚えていないけど「750ライダー(ナナハン・ライダー)」というのがあった。絵柄はちばてつやっぽかった。
あるとき、ごみ集積所に何冊もの「チャンピオン」がひもでくくって置いてあるのを父に「おとうさん、これ読みたい(>_<)」とお願いして家に持ち帰り、夢中で読んだ。
巻頭カラーに「がきデカ」。こまわり君がキモチワルかった。 「マカロニほうれん荘」は面白かった。25歳の落第高校生のひじかたトシぞう、オカマで40歳の高校生きんどーちゃん。内容は忘れてしまったけど、面白かったという記憶だけはある。 子供心にきんどーちゃんは強烈だった。

 

 久々に神聖かまってちゃんの曲を聴きたくなった。
 昨年までは音楽も聴けなかったし、心がどこか死んでいた。 さいきんは書きたいことが次々と頭に浮かび、あわてて手近の紙に(レシートの裏とか)ワーッと書きつける。今は書きたいことがありすぎてどうしよう。アバンギャルドでごめんなさい。

 

 アバンギャルドといえば(前衛的なもの)ジョン・ケージ4分33秒。わたしはその曲のことをモーリー・ロバートソンさんのラジオ「アクロス・ザ・ビュー」で知った。モーリーさんの話によると、ピアニストがピアノの鍵盤には触れずに、ピアノのふたを開け閉めしているのがただただ続くのだとか。その演奏はそれまでの音楽概念をくつがえすほどに画期的だったという。 何年か前に聴いてみたけれど。聴き終えると、また聴きたくなる。くせになるというか。なぜだろう。 アクロス・ザ・ビューは、1990年代のJ-WAVEで夜中に放送されていた番組。