名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・炊き出し /映画を観に

 このまえ思ったこと。あの音楽は熱すぎて、ときには、あふれる愛のもっていき場がないかもしれない。音楽という枠だけでは収まりきらないような気もする。そこでふと浮かんだ。ライブ会場で炊き出しなんてどうかしら。あの方がいつかラジオで言ってた「わんぱくカレー」とか。やきそば、おにぎりとか。お祭りみたいな感じで楽しそう。 あの方たちなら何をやってもぶっちぎりだからきっと大丈夫、うん。

 

 午後。ひきこもりでいくじなしのわたしが出かけていくためにラメのネイルを施し(色はなく透明)、きらきらパワーをひとつ。昨日はロッキーのテーマを聴いて勇気をもらった。 ちょっとそこまで、という気楽な気分でいこうと言いきかせ、気温36度のなか出発。
映画館には上映30分前に到着。満席となっておりまして立ち見になりますが、と言われて「はい、それでいいです」と整理券を受け取る。ロビーに並べられた色々な映画のチラシを眺め、ときどき整理券を見つめて待つ。ほかに待っているお客さんは頭の薄いおじさん、ふさふさのおじさん、白髪頭のおばあちゃん、芸術家っぽい若い女の人、など様々。やがて入場時間となり、館内に入る。前回の映画を見終えた人達がだいぶ帰ったらしく、席がいくつも空いている。ぽっかりと空いた席に腰かけ、ふぅと一息。
 スクリーンには館内での注意が表示され、ほどなくして上映がはじまった。嬉しいことに、片桐はいり主演ショートムービー「もぎりさん」が上映された。「うたた寝のもぎりさん」。つづいて、目的の映画が始まる。あ、ミシェル・ドッカリーだ。この人を一目見たくて来たんだ。半分だけ観て、そっと席を立つ。もぎりさんを観られただけですっかり気が済んでしまったのらしい。

 

 用事もないのに出かけたのは今年になって2回目。1回目は1月のジャッキー・チェンの映画「カンフー・ヨガ」を観に。あのときは元旦に胸の苦しさがあったのだけど(たぶん心筋梗塞)、ジャッキーなんだからと強行して行ったんだ。 ともあれ、ひきこもりなのによく頑張った、ヨシヨシ。この日記を書き終えたら、ごほうびに「スタンド・バイ・ミー」を聴こう。