映画 / 私はあなたのニグロではない
アメリカ、フランス、ベルギー、スイス、 作。
※公式サイトより。
「多くの白人はニグロを敵視していない」 「無関心と無知が問題なのだ」
「アメリカでは、戦っているときだけ自由だった。」
「私は黒人の前に 人間だ」
「もしニグロが必要なら その理由は?」
「答えが 未来になる」
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・とあるレビュー(感想)より。
【 この映画の中で「黒人の地位が向上した」と宣言しているのは、いつも白人の政治家や学者たちであり
その宣言だって上から目線の「してやった感」が溢れたもので 自分たちが心の広さをアピールするために言っているに過ぎない
では、本当に差別をなくすためにはどうしたらいいのか
白人が黒人をアフリカから奴隷としてアメリカに連れてきて、彼らをまるで物のように売買していた時から今までの歴史を白人が認めて受け入れ
「黒人初の」大統領というような「黒人の」という冠がなくなったとき 差別がなくなったと言えるのではと思った 】
【 僕と並んで帰ると、君が危ないよ。
白人の同級生の女の子との帰り道。
「君は僕と一緒に帰るよりも、一人で帰った方が安全だよ。」
ハッとしました。
僕が黒人だから。
僕がゲイだから。
僕がエイズだから。
僕の出自が部落だから。
他にもいろいろ当てはまるな。
自分がいることによって、近しい人たちの身までも脅かされる。
だから差別ってよくないな。
差別の実態を突きつける言葉として、この映画の中ではサラッと流れたけれども、私は印象に残りました。 】
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あの映画は、説明的なものになるかもしれない。
黒人は貧しくて、録音する機械も、その現場を撮影するカメラも、買えないのだろうから。
その出来事をメモしようにも。 学校に行けなかったため、もしかしたら文字を書けないのだから。黒人の多くは文盲で、識字率は低かったと想像。
親から子へ、その子孫へと語り継ぐことしかできなかったかも。(語りべ?)
そして、白人社会の人たちはカメラを持っていただろうけど、わざわざ、自分たちが黒人を差別しているところなんて、撮らなかっただろう。
あるいは。黒人の人たちへの差別を、よくないことと感じている、良心ある、たったひとにぎりのテレビクルーや新聞記者は。
もしかしたらその記録を残しているかもしれない。あれは、伝えていくべきこと。
映画「私はあなたのニグロではない」 公式サイト
http://www.magichour.co.jp/iamnotyournegro/
私はあなたのニグロではない /名画座
https://ttcg.jp/cineka_omori/movie/0508400.html