名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・ 9.22、植物男子ベランダー /茶渋には /母について /黒人の何がいけないの? /母のカスタム  

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 「植物男子ベランダー SEASON2(1)<全12回> 帰ってきた俺 」
 NHK総合、9.22(土曜)、夜11時:30~。 たいへんだ。あぁ、うれしい、また見られるなんて(>_<)。 ほんとにほんとにほんと? うわぁどうしよう。
 原作:いとうせいこう「ボタニカル・ライフ」 主演:田口トモロヲ 共演:松尾スズキ
 番組説明:【 ファンの熱狂を呼んだベランダーが帰ってくる! かつてBSで大人気を博した番組のシーズン2が地上波初登場。 前代未聞の植物ラップ「MC植物」もお楽しみに。】
 番組オープニングの曲もいい。シーズン2にも使わられるかしら。 「多肉 愛の劇場」はあるのかな。

 

 

 シャワーを浴びながら、母について考えていた。母の特性を指おりあげてみる。
 強気な反面、臆病で、人のちょっとした態度や言葉で「怒らせちゃったんじゃないかしら」「わたし、嫌われてるのかも……」とクヨクヨ悩み、家族に相談してくる。関西弁でいう「気にしィ」 /清潔好き。台ふきんもぞうきんもガンガン漂白かけて、真っ白。 漂白を繰り返したため、繊維が傷んでボロボロ、指が突き抜けてしまいそうな穴があいたりする /
 /お茶の急須や湯飲み茶わんがちょっとでもくすんでくるとハイター(塩素系漂白液)に浸ける。すすぎが足りないのか、その湯飲み茶碗でお茶をのむとハイター(塩素・カルキ・プールの消毒のにおい)の味がして「うえっ」となる。 /(わたしの発見→)ちなみに、セトモノの茶渋は、さらさらのお塩をひとつかみ入れて、お塩を少しだけお水で湿らせ(利き手を濡らし、指先から水滴をポタポタとお塩にたらして)、親指以外の4本の指でじょりじょりこすると、キレイになる。茶渋とりと同時に消毒・殺菌の効果もある。 /神経質 /
 料理の味付けがキマらない 味見を繰り返した結果、いつもしょっぱい /おにぎりをギュウウっと握る。父いわく「岩石みたいで、おもわず投げつけてやろうかと思ったよ」 /コーヒーにスプーン印の白砂糖大さじ3杯。アイスコーヒー用に手製の飴状になるほど超絶甘いガムシロをつくる /髪もメイクも派手。アイラインくっきり、つけまつげバサバサ /原色をこのむ /目立ちたい、みんなから振り向かれたい /「きょうも、女子高生やおしゃれな女性からにらまれた」と報告してくる
 好悪がくっきり。ふつうがない /他人には徹底的に警戒、味方と思える人間にはあけっぴろげで、思いっきり甘えてきたり、おせっかい /

 

 母は、差別が大好き 有色人種や開発途上国の人たちや、身体障害者を容赦なく笑う。差別用語の連発。  わたしはひそかに思った。黒人の何がいけないの。肌の色がちがうからって悪いの? /自分も地方出身者なのに、「田舎かっぺ」と馬鹿にする /太った人、頭髪のうすい人、容姿のすぐれない人を見下す /考えすぎる反面、考えが足りない /

 思ったことをそのまま言ってしまう。脳ミソと口が直結している。ワンクッションがない。 言われたほうは「ガーーン。」となってしまう。一例:(わたしは妹からの、涙ぐみながらの報告で知った。妹「きのうお母さんが、お風呂上りにアトピーの薬を塗ってる私にこんなことを言ってた、」と。) →母「あぁあんたのアトピーひどいね、あー気持ちワルイっ! ……そんなの見たら、なんか食欲なくなっちゃったぁ。メシがマズくなる。やめてちょうだい。」 妹がたまりかねて「じゃあ、(このアトピーを)代わってくれる?」と提案すると、母は「え。 、ヤダあっ!!」と拒否した。 や、ふつうは親なら「わたしが代わってあげたい」と思うものでしょう。 ■ もしもわたしがその場にいたら「なんてこと言うの。」と妹をかばっただろう。 ドリカムではないけど、母のヘルメットをゲンコツで5回たたいて「あ・り・え・な・い。」と合図したい。
 母は美しさにおいて、自分が一番だと思い込んでいる。たしかに母は美人。昔、わたしにたびたび「ブスだねぇ。黒人、黒んぼ!インド人!」と罵ってきたのは。 たとえ娘であっても、アテクシよりちょっとでも可愛い者は許せない、引きずり下ろさないと気が済まなかったのらしい。ヒトラーみたいな独裁者? あるいは、実際にわたしがブスだった可能性も大。 わたしにはこう言う。「あんたって冷たい。」「アンタは気むずかしい。」 どう答えていいかわからず、「そぉね。ごめんなさい。」と返しておく。
 つねにしゃべっている /相手が聞いていようといまいと、たぶん構わない /語彙の少なさを、声の大きさでカバーしようとする /声が大きい。こちらの耳にビンビンと響く /身ぶり手ぶりがすごい /何事も大げさに表現する /同じ話を何百回と /ナイショ話ができない /かくしごとができない /嘘がヘタ /男運がない。男をみる目がない /情が深くて、かつ無責任
 外食が好き /いつぞや。フードコートで母がソフトクリームを食べようとしたとき父が母に「あのさ、」と話かけ、母が「え?」とそちらを向いたらソフトクリームがおニューのスカートにボッタリ落ちてしまい。母はつぎの瞬間、「あ゛ーーっ! あんたが声かけるからこんなんなっちゃったじゃない!どーしてくれんのよ!」と、フードコートじゅうの人たちがいっせいに振り向くほどの大声で父を怒鳴りつけた。(火薬庫の爆発のようなすごさだったと、わたしは想像する。小さな子供だって人前で怒られたら恥ずかしいだろうに、大人の男ならなおさらプライドがある。父はさぞ恥ずかしかっただろう。父はいたたまれなかっただろう。男のメンツ丸つぶれ。……合掌。) /母はよく、カッとなる /「3年前のソフトクリームのあれ以来ね、おとうさん出かけるときは一人で行っちゃうのよ。いつのまにかいないのよ。アタシと一緒に歩くの嫌になっちゃったのかなぁ??」とわたしに打ち明けてきた。 教訓:人前で男を叱ったり、なじったりしてはいけない。人前ですねたりワガママを言ったり困らせてはいけない。
 信仰するものがない /お墓参りをしない。法事もスルー /お線香がキライ /オバケや幽霊や怪奇現象を極度にこわがる /喜怒哀楽がはげしく、気性が荒い、かと思うとたまに弱気 /すべてが過剰。

 

 靴やバッグにこだわり、自分の使いやすいようにカスタムをする。ちなみに母は不器用で、仕上がりがいまひとつ。 バッグの口ににホックをつけたり、買ってきたばかりの靴の中敷きをバリッとはがして、手持ちの靴からとった中敷きを貼り付けて「ちがう!」「これもちがう!」 また別の中敷きを試して、「うん。これでよし!」と勝ち誇ったように言う。
 母の強引なカスタムは家族のものへも及ぶことがある。 十年前、わたしのお出かけ用のジーンズがあった。24インチの深穿きのブーツカットのそれをウェストがゆるいためベルトを使って穿いていた。ある日、わたしが仕事から帰宅したら、母が、「あんたのジーパン、ゴムつけといたよ☆ たいへんだったわよう!(^▽^*) ほら、はいてみてっ!」 なに勝手にしてんの?!!そんなこと頼んでないのに。手縫いでたいへんだったろうなぁ、しかも全ゴム……と思いつつ、穿いてみるとぴったり。でもまって、ウェストの内側(白い幅広のゴムひもを包んである布)、この柄、どこかで見たことある。なんだっけ、えーと何だっけ……。あっ。おとうさんの着ていた甚兵衛の生地だこれ。えーーっ。やだぁ、やめてよう!(>_<) 母ったらなんてことするの?!と、くらりとめまいがした。 いっぺんだけそれで出かけたことがあるけれど、父と母がぴったり付いてきてるような感覚でユウウツになった。 それっきり、そのジーンズは二度と穿かなくなってしまった。 母の愛はいつも空回り。 わたしもかな。反省。

 母の口ぐせ: 「立ってるものは親でも使え」「大は小をかねる」「バカは一生治らない」「寝言は寝て言え!」「親に向かって、〇〇!」 「おとうさん、アタシお腹すいたぁ」 何十年も前から父が買物と炊事をしているのだけど、父のつくった夕飯を、母は「甘い! しょっぱい! またこれェ?」と厳しくダメ出し。あげくに「飽きた。」 父は献立に悩むようになり、仕事中も「今晩なににしようかなぁ……」と考えてしまうんだよ。とわたしにうちあけてくれた。
「食べたいときがウマイとき」といって夜中にラーメンライスをこっそり食べる。こっそり食べたけれど、翌朝になると父が「おかあさん、ラーメン食べたね?」、母「えっ、どうしてわかったの?!」、「流しのすみにちょこんと茶碗とどんぶりが置いてあったから。」と父が可笑しそうに笑う。 母はいつも丸見え。
 母は、欠点も少しはあるものの。そこが可愛いと思う人もいる(父とか)。憎めないタイプ。 ひどいことも言うけれど。無邪気なだけ。ちょっとの意地悪さはあるけれど。おおむね、悪気はない。
 言いたい放題。やりたい放題。 ■歩く地雷。 反省はするものの、また同じことを繰り返す。学習しない。

 3人きょうだいの末っ子で、甘えん坊で(岩手の家は貧しくて、日々のおかずにも困っていたのに、地べたにひっくり返って泣きわめいて祖母や祖父におもちゃをねだったり。 祖母が近所の人と表で話しているところへ、おかわりのお茶碗をもっていって「母さん、おかわり!」と要求したり)、寂しがり屋 /
 母は。基本的に女王様で、会社の若い男の子を「〇〇三中!」とからかったり。家庭内では自分の身づくろい以外は指一本うごかさず妹や父をアゴでこき使ったり。 休日の朝はいつまでも寝ていて、父が台所で「ジャーッ」と何かを炒めるとその匂いで「なに!何つくってるの?」と起きてくる。 またあるときは。わたし「お母さん、起きてこないね?」、すると父が「起こす方法があるんだよ。みていてごらん(^^*)」と言う。 父が母用のアイスコーヒーをつくって、母の寝ている枕元までもっていって「カラン、カラン☆」とマドラーでかきまわして音をたてると、「あぁっ、コーヒー?」と母が目覚めてむっくりと起き上がり、父がわたしに「ほらね♪起きたでしょう」と笑うのだった。