いつからか、鏡が苦手なのだけど。ときおり、鏡をみると途方にくれてしまう。なにをどうしたら可愛くなるのか。何が正解なのか。ピカ子さんにきびしく指導してもらいたい。 ピカ子さんの「目が大きいから美人だって、誰が決めたの？？」これは名言だと思う。
久しぶりに訊いてみた。「ねこたち、元気？」「子猫は一匹だけ大きくなっとる。２～３か月やな。親が世話せえへんから小さいねん。」「大人になるまでどのくらいかかるの？」「一年くらいかなぁ。飼い猫は病気もないしエサもあるからすぐ大きくなるけど、あいつら病気あるし、虫食うたりしていつも下痢しとるから、一年でもこのくらいや（２０センチほど）。」 「ソックス」ちゅうやつがおるんやけど、他の猫は車のドア閉めるとピューって慌てて出ていくねんけど、ソックスはそこにずっとおったままで、俺の顔ジーっと見上げとんねん。 友人がお昼休みに外に出ると、ワーっと猫たちが寄ってきて、空いたカップめんの容器にミルクを注いであげると、みんなものすごい勢いで飲むという。友人の車にいつも乗り込んでくるのはソックスとモシャとクロで、友人はおにぎり弁当を食べながら玉子焼きや唐揚げを小さくちぎって分けてあげるらしい。クロは面白い子で、「『ニャッハッハ♪』って笑いながら走ってくるねん（笑）」
木曜、お昼の１時から。ベイＦＭ７８．０でピカ子さん＆うさみゆきの番組「it」を病院で休みだった友人と一緒に聞いた。
リスナーからのメールでこんなのがあった。「彼氏のＳＮＳを見ていたら元カノの写真を見てしまい、ショックです。皆さんはどうですか？」
するとピカ子さんは「相手の過去なんて知りたくないわ～。わたしは（元カレの話なんて）いっさい訊かないもん。 今とこれからのことだけでいいのヨ♪」と応えていた。
「わたしは面白く聞けるけど……」「そうなんや」 うん。元カノと付き合っていた時、どんなエピソードがあったのか、どういうところが良かったのか、どんな事がイヤだったのか、そういう話がとても参考になるし。わたしは恋愛経験が少ないから、こまめにリサーチしてそこから少しでも学びとりたい。 この世に無駄なものはひとつもない。
いつのまにか友人も気軽に話してくれるようになり、「靴がいつもローファーやねん。」とか「料理が最悪やった」とか。（てっきり独りで暮らしてると思って）わたしが友人に持たせたひじきの煮物をカノジョにも食べさせてみたら、後日カノジョがひじきに初挑戦したらしいけれど、「それがメチャメチャしょっぱいねん！ 汁だけ捨ててメシに混ぜてみたけど、それでもしょっぱいねん。えーっ？！どないしょう！と思たわ。」「そぉ、大変だったねぇ(^-^; 」という具合に。 昔の話だし、過ぎた事だもの。なんなら現在進行形でもたぶん大丈夫。相手の情報を知ることで傾向と対策ができそう。
そういえば昔、初めて友人の実家にお邪魔したとき、友人の部屋のいちばん目立つところに元カノの写真が飾ってあって「このひと元カノ？すごい美人ねぇ……」「あぁ、オカンや。なんちゅう事してくれるねん(+_+)」 奥にしまっておいた写真をお母さんがフレームに入れて目立つところに置いたのらしい。ふっ、自慢なのか宣戦布告なのか……、お母さんったらお茶目な人。 友人の部屋は二階の８帖もあるフローリングで、窓にかけたスクリーンは外国の路上で男女がキスをしている白黒写真で、部屋の中央には毛足の長いラグが敷かれてその上に小さな雲形のテーブルが置かれていて、まるでトレンディ・ドラマに出てくるようなオシャレな部屋だった。 その部屋では、友人にしかなついていないはずの猫が正座しているわたしのひざにのってきてそこで丸くなってくつろぎはじめたので、「なんやこいつ、どないしたんや？？」と友人がとても驚いていた（わたしは猫とふれあった事がないので石のように固まってしまった）。前足なのか後ろ足なのか、あの温かくてコリコリした感触がわすれられない。 きっとあれは友人と間違えていたんだろう。それか「うちのアホをどうぞよろしく。」という意味だったのかも。
いつだったか、テレビを見ながら（初恋か何かのテーマ）、「元カノは誰に似てた？」と訊くと友人は「どんな顔やったっけ？……、忘れてしもたなぁ。」 「〇〇ちゃん覚えてるか？前の人の顔。」「うん、覚えてる。」と答えると友人が少しだけ「ガーーン。」となっている様子が空気でわかり、『あ、まずい(>_<)』と焦って反省したことがある。「忘れちゃったぁ。もう宇宙の彼方よ☆」とでも言っておけばよかった。
ラジオを聞くなんて何年ぶりだろう。ＤＪのおしゃべりに耳を傾けていると、思いがけない曲がかかって、いい感じ。
きょうのピカ子さんの番組で流れてきた曲に、「あ！クルマのＣＭの……、」「そやな。」「何ていう曲？？」すると友人が曲名を調べてくれて、Suchmosの「８０８」と判明。軽やかでカッコイイ。夜のにおいがする。 間奏の、きりもみで落ちていくような感覚がたまらない。
先週は安全地帯の「好きさ」が流れて、久々の濃密な世界にくらくら。一曲聴いただけですっかり骨抜き状態。へろへろん。
