名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・「花子とアン」② 「惚れたとたい。」 /別れるときに

 

 

 2021.4.15 「花子とアン」(再放送。 NHK 平日夕方4:20~ )
花子とアン」65話より。
25歳も年上の炭鉱王(伊藤伝右衛門)と愛のない政略結婚をしたと嘆く蓮子(柳原白蓮)。 夫の妾が女中頭として家中を切り回すなど、彼女には我慢しがたい環境でもあった。
粗野な夫につめよる蓮子。
「あなたはワタクシのことを何も知ろうとしないじゃありませんか!」
「なぜワタクシと結婚したのですか」 夫「それは……惚れたとたい。」「なんちゅうかその……、ひとめ惚れっちゅうやつじゃ!」
「ワタクシのどこを好きになったのですか?」 夫「華族っちゅう身分と、その顔たい!」 がくぜんとする蓮子。
「惚れた」という言葉がきけただけでもよかったじゃない、と思ってしまうけれど^^; 白蓮はそれだけでは納得いかないらしい。


ウィキペディア伊藤伝右衛門 /再婚と離婚劇」より
【伝右衛門は飯塚市の本邸を改築して燁子(白蓮)を迎え、食事や言葉遣いといった家風改革や子供の縁組など燁子の希望をできる限り受け入れた。】
 白蓮は、相手のことを変えようとやっきになっていた。 それよりはまず、自分が変わってみることかな。
白蓮は夫に、膝枕で耳かきでもしてあげたらよかったのかも。


【 苦悩の果てに燁子(白蓮)が伊藤家を出奔した「白蓮事件(※白蓮が年下の男と駆け落ちして、新聞紙上で夫への絶縁状を発表した)」では、
新聞記者による反論記事が出された以外は、制裁を加えろと息巻く血気盛んなヤマの男達を「手出しは許さん」と一喝して押しとどめ、「一度は惚れた女だから」として、事件後は一切の非難も弁明もしなかった。
ただ一言、身近な者に「燁子は学問をし過ぎた」ともらしたという。
燁子(白蓮)が取り入れた洋食や女中らにしつけた言葉遣いなどの習慣はその後も伊藤家に残った。 】
 別れるときに本性がでるのかも。 伝助(伝右衛門)の引き際は潔くあっぱれ。

 

 「花子とアン」 幼なじみの朝市(窪田正孝)は、なかなかハナ(村岡花子)に告白できない。
おもいきって告白しようとするも、いろいろあって不発に。
むつかしいなぁ。ほんとうに惚れていると、そう簡単にはいかないのね。