名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・岸朝子「おいしいもの食べて怒る人はいない」/モーニング /ガーシュウィン /退屈しないクラシック曲は /サンマ焼く /エレカシ宮本さん対談 /一度迷うと /一句(川柳)

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にぎりめし?

 
 2020.9.19 早朝。なんとなくつけていたテレビ、NHK「あの人に会いたい」という10分間の番組(今回は料理家の岸朝子)。
ふいに聞こえてきた【 美味しいもの食べて怒る人はいないでしょう?(^o^) 】という言葉にふりむき、おもわずテレビ画面に注目。
戦前戦後の日本の家庭のための料理の方法を、日本で初めて書籍化したという。
「学校給食でカレーやハンバーグが出て、それを食べた子供が母親に『お母さん、カレーつくって('o')』といっても、カレーみたいな洋食の作り方を当時のお母さん方は知らないの。そういった洋食も和食も、あらためて作り方を伝えておきたいと思ったんです。」
やがて岸朝子は月刊誌「栄養と料理」の編集長となる。
「それまで料理の作り方や味付けは、「だいたいこのくらい」と、それぞれが目分量やカンや経験で行ってきた。 岸朝子は、それを、きちんと明らかにして、世の中の人たちやお料理の初心者の方々に伝えることを始めた。」
「わたくしが『美味しゅうございます。』というのは、魚や肉や野菜の命を頂いているのだから、それらに感謝する気持ちからです。」
岸朝子 「食べることをおろそかに考えてはいけません。食は命にかかわることですから。
1から10まで手作りでなくてもいい、インスタント食品やできあいのものを使ってもいい。 季節ごとの美味しいものも楽しみながら、栄養のあって美味しいもの、健康的な身体のためのものをつくることが大切です。」
【 食べることは いのちなんですよ (^^*) 】
そのひとことに心うたれ、テレビの前でしばらく立ち尽くした。 いのち。 そうか、命か。(・_・)


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 朝。喫茶店でモーニング。 久しぶりの喫茶店。この夏はずっとアイスコーヒーだったけれど、きょうは温かいコーヒーに。
席に案内され、注文をとりにきた初老のウェイターさんに「温かいコーヒーを……、それとモーニングをお願いします。 あっ、モーニングはバターなしで。(^^*)」
 ゆで卵の殻を紙ナプキンに包み、ゆで卵にテキトーに塩をふりかけて、ぱくり。 塩の容器にはコーヒー豆が入れてある。お塩が湿気るのを防ぐためかな。 ちなみにうちの食卓塩には、(からいり)乾煎りしたお米(フライパンで、油をひかずに、生米を、はぜるまで熱する)を混ぜてある。
トーストを一生懸命かじっていると、天井?からのBGMのクラシック音楽に耳が反応。これ聴いたことある、なんだっけ?新世界?


 帰宅。さっそくPCをつけて、今朝のBGMが何だったのかを調べる。
「有名なクラシック50選」「どこかで聴いたことのあるクラシック43選」「クラシックの名曲集」 
100曲以上きいたけれど、どれもちがう。 あれは何ていう曲なの? あー、気になる(>_<) 部屋をうろうろと歩き、しかし曲名はどうしても思い出せず。
あきらめかけたそのとき。「車 CM クラシック」と検索したのかな?? ガーシュウィンラプソディー・イン・ブルー」 みつけた! これよ、これ。
うれしさに包まれながら聴いてみる。すると、いやに前奏が長い。一曲が15分以上。 あのメロディーはいつ流れるの? 前奏長すぎだお。
「いいから、はやく本題に入れよっ」と思っちゃう。 始まりから10分以上たつのに、まだ前奏(Aメロ?Bメロ?)^^;
残り6分のところでようやくサビになったけど。待ちくたびれちゃった。
そうそう、この曲は昔よくフィギュアスケートで使われていたんだ。
フィギュアの人たちは、うまく端的にまとめてた。フィギュアって3分とか5分だものね。
クラシックって、一曲が長いし、退屈しちゃったりする。
でもヨハンシュトラウスの歌劇「こうもり」と「ラデツキー行進曲」などは、退屈せずに聴ける。 みじかいし。


 みじかい「ラプソディー」みつけた。1945年の演奏。
5:47の曲で、5:10~ サビ(あのメロディー)になった。……と思ったら、あっけなく曲が終わった(+_+)
これはつまり、あれかな。あの前奏(?)が聴きどころなのかも。
けさの喫茶店で、草の耳がキャッチしたのは、この曲のラストのメロディー。
この短いラプソディーでも、ちょっと退屈。 気分なおしに、ヨハンシュトラウスの歌劇「こうもり」。 ラストの盛り上がり、鳥肌。 


 ふと。 モーニングの苺ジャムはどこのメーカーのだろう?? もしかしてあのお店の自家製? あんなにねっとりしたジャム、市販のものではなさそう。


 2020.9.19 土曜、夕方5時。 ラジオ 東京FMでサンボマスターが司会をする番組(今週で最後)を聴きながら、きくの珈琲(赤。ロイヤルブレンド)をいれて飲む。
珈琲いまひとつ。昔は、きび砂糖だったから(いまはパルスウィート)。 そういえば、けさの喫茶店のお砂糖、グラニュー糖だけ。
 高校生の頃バイトしていた喫茶店では、白いグラニュー糖と、茶色くて3~5ミリくらいのかけらの氷砂糖?を置いていて。あの茶色いお砂糖いれると、コクのある味になるのだった。 


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 2020.9.19 昼前。おからつくり。 いつもの味付けだけど、味見したら、何か足りない気がして。 お砂糖0.5杯たす→ 味見→ おしょうゆ7滴→ 味見→ めんつゆ、ちょっぴり足す→ 味見(口あたりモソモソ)→ お湯をちょっと足す→ ごま油くるり。→ 味見……
けっきょく味見を6、7回。とうとうわからなくなった。
味見してつくるのはNGかも。舌は頼りにならない。そのときによって味覚は変わるから。 


 夜8時。サンマのひらきを焼く。お魚を焼くなんて何年ぶりだろ。不安。
今夜の献立。サンマのひらき、大根おろししらす、おから。
サンマ、焼きすぎた^^; 昔から魚も肉も焼きすぎてしまう。 きょうのサンマは身が薄いから、おもて2分、皮目1分でいい?
大根おろしにノンオイル青しそドレッシングかけて(しそドレなければ ポン酢、お酢しょう油でも可)、さんまにのせてパクリ。 んんーっ。爽やかな大根おろし&サンマのうま味、すばらしい♪(^o^*) 焼き魚ってこんなに美味しかったの(@_@) 
あすは、とろろだ。


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 2020.9.19 夜10時。 たまたまつけっぱなしていたテレビの番組表をみたら、NHK教育テレビ「SWITCH インタビュー」でエレファントカシマシの宮本さんのインタビューの番組が。あわてて録画スイッチいれる。
わたしはふだんテレビをつけないでいるので、こんなふうに思いがけなく興味のある番組に出会うと、おどろきながらもうれしい。
きょうはエレファントカシマシ宮本浩次×左官挟土秀平(はさど しゅうへい)の対談。
以下、 ■自分用メモ(ノートの走り書きから)。 #宮本浩次 #挟土秀平 


挟土(はさど) 「(宮本さんを)この人、むきだしだな、と。」
宮本 「歌って生々しいもので。 楽器を通さないから、その人のもってる息づかい、肉体的なものが出やすい、泥臭い、生々しい世界。なのかもしれませんね、」
挟土 「むきだすって俺のテーマでもあるの。 どんだけ自分の恥ずかしいものをむきだせるかっていうのを、思ってたから、(宮本の)あそこまでむきだせるのをみると、うらやましかった。」
宮本 「ステージの中だけは、ケモノになっても、少年のふりをしても、オジサンになっても許される、っていうのがあるんですよ。」


挟土 「(ライブとかで) ドワーっと声援を浴びてるのってどんな感じですか?」
宮本 「……、……、(目をつむって、30~40秒、言葉をさがす)」
挟土 「あ、いいです。 (言葉にならなくても)いいですよ(^o^*)」


挟土 ■「何もやってないときの宮本さんと、ステージでの宮本さんは別人すぎる。 そこがアーティストたるゆえんなんでしょうけど」
宮本 「……、子供の頃は親のすすめで合唱団に入っておりまして(中略)、 人前でやるときは意外に冷静なんですよ。」


挟土 「いまの私は、俯瞰(ふかん)して見ている私がいるんですよ」
宮本 「若い頃は、7曲やってヘロヘロになるような全力だったけど、今は、(自分はいいけど お客さんにとっては)全力でやって よかったためしがない。
歳をとるほど、今は、【ちゃんとやる】 淡々とするものは淡々とやったほうが、パワーみたいなものが届く。 それをできるようになったのは、ここ3、4年ですかね。」


挟土 「(コロナの)たいへんな世界になっちゃったけど (宮本さんは)どんなふうにしてました?」
宮本 「ふだん考えないようなことを考えたりしますよね」
挟土 「僕は、まだやりたいことあったな、とかね、あれだけつくっとかなきゃ、みたいな(^o^)
すくわれたのは、やっぱり自然に救われた。 あぁ俺は大自然のなかで動けてるだけでラッキーだ。って。
なんかこのコロナって、こう、俺たちから歓喜とか情熱を奪っちゃったみたいな。 そのぶんだけ、美しいものをつくればいいんじゃないかってね。
さいきん、世の中、消毒的になっちゃった 笑 ^^;
だから つくる壁くらいは、人肌っぽい、鳥肌たつみたいなことをやりたい。 鳥肌たてるようなことをお互いやりたいよね♪(^o^*) 」
挟土 「鳥肌。寒気を感じるくらいのね、 いのちを感じるっちゅうかね。なんかこう、身体に現象が起きるようなことをやりたいなって。」


挟土 「歳をとるごとに、残り時間あとどれくらい?って あせってる。
■ いちばんイヤなのは、自分が息ひきとるときに、【やり足りんかった】って思うのが いちばんイヤ。(・_・)
自分がまだできてないことをやるのが、自分を知ることになる。 「評価」とかではなく、自分を知りたいな。って思うんだよね。 細部までこだわりたいね。」
挟土 「15年前につくった石を、こわしたりして。エンドレスなんだよね。 (←つくっては壊し? 心が変化していく?)」


宮本 「本人が楽しんでると、ファンもよろこんでくれるのかなと、 もちろん、質がわるかったら誰も見向きもしないけど 笑」
挟土 「(宮本さんは)最近あれですよね、オオカミみたいにウワーっとなれば、やさしい感じのもあったりして(^^*)」
宮本 「今のほうが子供じみてるのかな、
やっぱりこう、胸ぐらつかんで、「オマエだよオマエ!」っていうのじゃなくね、 大人には大人の視点っていうのか、優しさなのかな。
若い頃は 鎧(よろい)っていうのか、しゃちこばってたけど、今は オジサンの自信なのかな、すこし、そのままいても大丈夫みたいな、」
挟土 「ほんとうの自然体になってるんだね♪(^o^)」
挟土 ■「自然体が、ニンゲン、いちばん強いから。
飾ってるとどこかで疲れちゃうし、自分がわからなくなるから。 ぼくも、できるだけ そうありたいなって。(^▽^*)」

 

宮本さん。話しながら、ときおり、目をつむって ぴったりくる言葉をさがすこと30秒以上。 
……このひと、きっと誠実なひと。 うそのないひと。
 宮本さん、コーヒーのカップの持ち手をつままずに、カップをわしづかみ。 すてき……(゚ー゚*) 


 けっきょく、(はじめの10分を見れなかったけど) ほとんどを書き起こしてしまった^^; なにしてるの(+_+) 
 はじめは、宮本さんの姿をみるためだったのが(そしてヘンテコリンな様子を笑うつもりだった。ごめんなさい(ノ_・。) )、気付いたら、宮本さんの誠実さと、(はさど)挟土さんの言葉(信念、真剣さ)にひきこまれてしまった。 挟土さん。このひともまた、誠実だ。 追求するひと。 


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 2020.9.19 土曜夜。サタデーナイトフィーバーを一回だけ踊る。 前回のレッスンを身体がおぼえてた。
夜中3時。お米をとぐ。 今回は3合半。
最後に浄水器のきれいなお水を注ぐ。 お米の水加減は、いちど迷うとずっと迷う。 一発でキメるの。


一句。(川柳)

迷うとき それは自分に迷ってる 


シュトラウス 退屈しないクラシック 


いつだって 気分晴れるの シュトラウス 


手拍子は 愛と平和の祈りから 


あのひとは コーヒーカップをわしづかみ 


モーニング 苺のジャムとラプソディー 


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YOUTUBE /


Rhapsody In Blue (1945) – Debut 
https://www.youtube.com/watch?v=VAuTouBhN5k


ヨハンシュトラウス/歌劇(こうもり)序曲/ベルリンフィルハーモニー ※マリス・ヤンソンス指揮 
https://www.youtube.com/watch?v=BugDZWgVQnY


ラデツキー行進曲  ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート
https://www.youtube.com/watch?v=YWNRIkGhbos

 
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茶店のモーニング。