名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・「気をつけて」の意味 /あの嘘をゆるせますか /ひとり反省会 /語らいのひととき 


 「偽り」「嘘」というフレーズで思い出してしまった。 なにこれ、なんなの。

 とりあえず。いま頭にあるものを書きとめておこうか。メモのように、できれば淡々と。


 ニセモノ(&恐怖を感じるほどの、セクハラ)だった人のことを思い出してしまった。思い出すだけで忌々しい。怖くて身体が震えてしまう……。
 ……これまで、そのことを誰にも打ち明けられずにいた。誰かに話したら、そんなことがあったと知られただけで、わたしが汚れて(けがれて)しまう気がしたから。だれにもいえなかった。


 2012年の秋ごろの話。
 ニセモノな人と知り合ったとき、どんな音楽が好きですかと訊かれて、KEANEとかサンボマスターとか……と答えたら、「あぁ、サンボマスター!彼らはいいですよね、若手のなかで一番だと思います!」と返ってきたので、『おぉー、そんなに評価してくれるなんて☆』とうれしくなって。
さらに。 ニセモノ:「サンボといえば、山下達郎との対談、【キーボードを加えたら良いんじゃない?】ていうの、ありましたよね」
わたし:「えっ。あれを読まれたんですか?!」
……というやりとりもあった。
対談まで読んでいるなんて、本当にファンなんだな、と一気に信用してしまった。
ただ、音楽の話をしているはずなのに、その人はなぜかすぐに自分の実績についてあれこれ語りだすので、その人が何をしているかなんてまったく興味がないわたしは「?」と違和感を感じていた。
ところが。その後、よくよく訊いてみたら、その人はサンボの事をあまり知らないようで。 『???』となった。 あとから考えると、どうやらその人はサンボのファンのふりをしていた模様。 ニセモノが山下達郎とサンボの対談を知っていたのは、ニセモノが山下達郎ファンだったから。
なんのために?? どうしてそんな嘘をつくのだろう。
わたしは驚き、とまどい、ひそかに深く傷ついた。 大切なものをこわされてしまったような気がして。 そのあと数日間か、ベッドから起き上がれないほどの落ち込みだった。立っていても、身体が震えて、しゃがみこんでしまうような状態。
サンボの純粋さまで汚されてしまった気がして。わたしは、わたしの愚かさがゆるせなかった。許せないし、ただただ、彼らに申し訳なくて、気付くと大粒の涙がぽろぽろと頬を伝っていた。申し訳なくて。ごめんなさい。ごめんなさい……(ノ_・。)


 いまさっき。ひとつ分かった。 謎がひとつだけ解けた。
 あのとき。わたしの帰るとき、Tさんが「気をつけてねっ(>_<)」と、心配そうに、あまり何度もそう言うので、「??」と不思議な感じがしたのだけど。
そういうことだったのか。 今やっとわかった。何に気をつけるのか。それがわかった。 同席していたあのニセモノに気をつけろ、ということだったのか。 ……というか、気付くまで何年かかってるのわたし(^^;
わたしの目はあいていても、何も見えていないんだ。 もう、耳だけで判断したらいいのかも。
つくづく、Tさんって善良な人、すてきな人なのね。 さりげなく守ろうとしてくれて、騎士みたい。


 このごろ。Tさんの曲を聴こうとすると、あのニセモノの事まで思い出しそうになって、なかなか聴くことができない。
あのニセモノをちょっとでも思い出すだけで身体が震えて、涙があふれてくる。 これってトラウマなのかな。
でも。あれはあれ、これはこれ。 音楽に罪はないのだから。と自分に言いきかせて、わずかにだけ聴いてみたりしている。 やっぱり胸が痛むけれど。
音楽を聴くときに、こんなに勇気が要るなんて。 聴きたいけど怖い。 怖いけれど聴きたい。

 

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 Tさんには、ライブの「Rise」のときに思わず立ち上がって(観客のみなさんは座ったままなのに、わたしだけ)踊ってしまったことを、言い忘れてしまった。「Rise」なんてもぉ、踊らずにいられないでしょ♪(^o^*) それにTさんも【ほら、立って立って♪】と踊ってほしそうなゼスチャーしてたように見えたし。 って、伝えたかったのに。
あと、Tさんの声は特別な響き(高音と低音が同時に鳴っているような)に聴こえる、というのも伝えそびれてしまった。 ひとり反省会しなくちゃ。
反省もうひとつ。ラジコは素晴らしいよね♪とTさんたちが盛り上がってるのに、「でもラジコって昔のラジオとちがって雑音がないから、そこが、ちょっとさびしいです……」と言ってしまったわたし、馬鹿ばか(>_<) 素人が何いってるの(^^;

 Tさんが、自分の大ヒット曲を歌うことについて、「あぁ、(もう何百回も歌っているから)飽きちゃうんだよねぇ……(^▽^*)ノ」と言うので、『そ、そうなのね('o')』と納得した。
ファンが聴きたい曲と、アーティストが演奏したい曲は、わりと違っているものなんだなぁ。と、新たな発見だった。
そういえばTさんはライブのとき、(おそらく)みんなの聴きたい曲をわりと演奏していた。あぁ、ファンの想いをわかってくれているんだなぁと思った。大切にしてくれていた。

 あの夜、Tさんはお酒をくいくいと美味しそうに何杯も飲みながら(え、そんなに飲める人なの?と驚いた(@_@) )、音楽についての語らいのひとときを心から楽しんでいるのが伝わってきて、印象的だった。
この人は、ほんとうに音楽を愛しているんだなぁと、うれしかった。

 

 とりあえずあなた、いまいちど反省しなさい。→わたし (ノ_・。)ごめんなさいでした……。

 

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