・冬の陽 ② --- あなたのカケラが飛んできて刺さる (※2005年2月)
あなたのそれは
この まつげのすき間からこぼれて
そっと旅立ちました
どこか遠い国で
パンになるかもしれません
靴になるかもしれません
花になるかもしれません
だれかのあくびや
林檎のつるになるかもしれません
いつか
可愛いみなしごが
あなたのもとを訪れたなら
そのときは
どうか
抱きしめてあげてください
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・緑の鉛筆 (※2004年 こぼれ種、6~12月)
ころがっておちた
ひろう
ながら
くるっとして 君のこと
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※過去のもの
名も知らぬ草に ■過去日記/詩/メモ
https://namosiranu-kusani-past.hatenablog.com/
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