深夜。憂歌団の「君といつまでも」を聴きながら、先日のライヴのあれはなんだったのかなと考える。場内のあの温かさに満ちた空気。 お客さんたちの親しみのこもったかけ声、それに応える木村さん。
そしてふと思う。ゆるしてるんだ。 それぞれにゆるしあっている。 みんな、ゆるすためにあの場所にきていたのかも。
行ってよかった。 わたしはなぜそのライヴに行くのだろう……、と不思議だったけれど。 答えはわからないものの。
ライヴや映画に行くときは、まず、かなりの不安がある。ちゃんと行けるのか、ほんとうに行くのか。 えー、ほんとに??と。気もそぞろ。
肝心の渦中はというと、なにがなんだかわからない。 そしてそれが済むと、まだ何がなんだか状態。 しばらくたって、ようやく余韻のようなものが訪れる(まだ混乱中のときもある)。
つまり、何かを体験するときは、9割が不安で、あとの1割が余韻あるいは回想。 本編の記憶がすっかりぬけていることもある。 本編は、べつのどこかの時空間へと転送されてしまうのらしい。
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Jamiroquai - Runaway (Video)