名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・やすらかな入眠 /名も知らぬ草に 2012.12 より /9.11 最後に伝えたいこと /アル・グリーン /中央フリーウェイ。荒井由実 

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 きのう。CDの7曲目まで。あとはたのしみにとっておく。
 3番目の曲がいちばんいいな。くりかえし聴いてしまう。 眠るまえのラスト・オーダーをそれにしてみる。
 そのCDを聴いたら。不安はどこかへ消えた。
 ふと思いついてホットミルクで温まり。これまでにないくらい、やすらかな心で入眠。
 昨夜はお薬を飲み忘れたのに、すぅっと眠りの世界へ。 けさめざめてから、なにやら夢をみていたなぁ。内容は消えてしまった。すてきな夢だった

 


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・12.9(日曜) ・湯たんぽ /最後に伝えたいこと 

 

 5日。お風呂上りの体重38.6kg、体脂肪率14.5%。 自販機へお茶を買いに。つり銭口から10円玉と小さな枯葉。ケヤキの葉だ。歩きながら足元がふらつく。なにこれどうしたの、と驚きながら、おぼつかない足取りで帰宅。
 夜。タオルを絞り、部屋のあちこちを拭いてまわる。謎の苛立ちと不安がスッと鎮まる。ここ数日そんな感じ。まぁ拭き掃除は悪いことではないし、いいかな。


 TVで「世界の料理ショー」。グラハム・カーという大柄な男の人が軽妙なジョークを言いながら、ワイルドに料理をして「さぁできた♪お味はどうかな?」と食べる。何十年も前の番組らしく、(日本語吹き替えの声では)ワインを赤ぶどう酒と言う。赤ぶどう酒。なんだか美味しそうに聞こえる。

 

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・12.9  The thing I'd like to tell at the end

 

One hour drama which reproduced one just after the experience person of 911 terrorism (Twin towers.) and just before that case by the family's testimony. No one expected such thing until that case. Calm daily life and usual dialogue with the family and my friend. Turn.

"Are you who doesn't know what happened safe? This may be useless, already" she he says by telephone says while being choked by smoke in the building which became utterly dark". "You inform o o, and that it's being loved".  Explosive sound over the receiver,「 tu===、」 and the telephone cut off.
Is it so? It seems to be everyone and the one by which it's that to want to inform the end.

 

 911テロ(世界貿易センタービル等の)の体験者とその家族の証言による、その時の直前直後を再現した一時間ドラマ。その時まで誰もあのようなことは予想していなかった。平穏な日常、家族や友人とのいつものやりとり。一転。「何が起こったのか分からない、そっちは無事か?こっちは駄目かもしれない、もう」真っ暗になったビル内で煙にむせながら電話で彼が言う、彼女が言う、「○○に伝えてくれ、愛していると」。受話器の向こうの爆発音、プツリと途切れる電話。 そうなのか。皆、最後に伝えたいことはそれなのらしい。

 

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 7日(金曜)。午後、パソコンをつけてちょっと音楽を。椅子に座っていたら体が冷えてきて、何か温かいものを……とアル・グリーンを聴いてみる。この人は小柄で華奢なのだけど、歌っているときはとても大きく見える。「You Ought To Be With Me(あなたは私といるべきです)」。あぁ、このときこの人は神様とともにいるのね。おでこがくすぐったいのね、と頷く。半分ほど聴いたところで「あぁ、満ちた」となり、曲の途中で画面を閉じてパソコンも消し、お風呂の準備。 夕方5時過ぎ。お風呂の上がり際、浴槽のお湯を抜く。フックにかけたタオルがぷらんぷらんして、浴室の床がゆらゆらと揺れる。のぼせちゃったかな?と思ったものの揺れは続き、あぁ地震かと了解。おさまったので、いつもどおり浴室の壁を乾拭きして、お風呂を上がる。バスタオルで体を拭きながら、いつものように浴槽に半分まで水を張っておく。髪も体も洗い終わった後でよかった。泡だらけじゃ困るし。 魔法瓶にお湯を詰めてNHKテレビをつけると、画面に大きな文字で「津波!避難!」画面の上端には各地の震度がテロップで流れ、東北地方の津波に対する避難の呼びかけ(とても強い口調で)は数時間つづいた。今日の地震は東北震度5、東京3。


 8日(土曜)。母に電話すると「あんた肉を食べなさい、え、冷え性?」 湯たんぽを勧められた。防災用に買ったけど、まだ使ったことがなくてねと答える。湯たんぽの良さを熱く、100度のお湯よりも熱く語る母。元気だな~と微笑ましく思う。 ふだん母はファッションについて熱く語るのだけど、ときにそれはアリエール(洗剤)や湯たんぽになったりする。


 日曜夜。湯たんぽを初使用してみる。就寝時はエアコンで足りているけれど、母があんなに勧めるのだし。 説明書を読み、おそるおそるお湯を入れ、バスタオルで包む。こんなふうに、母の教えをわりと素直にきくこともあるのだった。母の教えは他に「大は小を兼ねる(何でも大きいほうがいい)」「食べたいときがウマイとき」など。ふとしたときにそういった言葉が浮かび、それに従ったりする。 土曜からまた落ち着かず、防災用品を点検、多めに炊いたご飯をお弁当に詰める、貴重なCDをまとめる。 夕飯後。(夜の)9時台だ、と決め付けて眉を整え、メイクまで施した。どうかしてる、馬鹿げてる……と思いながらも、何かすると少し落ち着くので、自分の気の済むようにしている。小心者で恥ずかしい。

 

 

 

  

名も知らぬ草に 2012.12 ※to no name grass
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/5082/past1212.html