名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・天才 柳沢教授の生活 3巻 山下和美 /第43話 ヒロミツ 教授に直言す!より。 /俺とアサガオと /高野とうふの煮物 /ナスターシャ・キンスキー「テス」「恋の病」  

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 画像は。「天才 柳沢教授の生活 3巻 /山下和美 /講談社漫画文庫」


 きのう。週刊モーニングクッキングパパを読んでいたら、ふきだし内の文章に「、」も「。」もないことに気づいた。モーニングの他の漫画も確認してみたら、みんな「、。」がない。食器棚におさめたままの手持ちの漫画たちをみてみたところ、「、」も「。」もない。 どういうことだろう。

 食器棚から「天才 柳沢教授の生活 3巻 /山下和美 /講談社漫画文庫」と手にとり、かなりまえに読んで面白かったものを読んでみた。やはりいい。あらたに感じ入る。


 以下、天才 柳沢教授の生活 の3巻より書き起こし。
 表紙カバーの裏側に。「Y大経済学部教授、柳沢良則(やなぎさわ よしのり)。
 道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。
 安くてうまい【あじの開き】のためなら、足を棒にしても歩き続ける。
 本書は、道路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実な学者の、克明で愉快な記録である。」

 教授の四女、世津子のボーイ・フレンドのヒロミツ君のいでたちが興味深い。ヒロミツ君はハードロックかヘビーメタルの音楽をしている。世津子のスタイルは、流行にながされないシンプルでシックで、ちょっとだけ背伸びしている感じ。

 第42話 教授の影 より。
 (教授の四女、世津子とボーイフレンドのヒロミツ君が道を歩いている。世津子はヒロミツ君より早く、父親である教授と同じ歩幅で「カツ カツ カツ 」と歩いていってしまう。)

 「おい」「何?」 「俺たち デートに 来たんだよな」「そうよ どうして 」 「愛してるよなっ」「愛してるわよ どうして? 」
 「お前は……」「お前は」 「このオレに抱かれるより 同じ歩幅で歩く方が 大事なのかよ」「それとも」「オヤジのまねっこして うれしーのかよっ」
 「俺は 今まで お前と付き合う上での障害は お前の親父さんだと思ってきた」「お前には すっごいバリヤーが あるんだよ」「この俺が どんなに…… どんなに努力したって越えられない バリヤーが 」「それは…… それは……」「お前の中の 教授なんだよ 」 「じゃあ俺は……」「俺は お前の 何なんだよう 」

 

 

 第43話 ヒロミツ 教授に直言す! より。
 「私の研究室に 何か用かね?」
 「この弁当は 私には多すぎるし だからといって 残すのはもったいない」「こうして 半分に割って 食べようではないか」「向かって左が私の分 右が君の分 これで平等だ 」
 「教授が……」「教授が いくら 卵焼きをきちんと等分してくれたって…… 俺は…… 」「俺…… 自信ないです……」「彼女の中の お父さんは あまりに…… あまりに 大きくて……」
 「教授は……」「彼女に どこまで 影響をあたえたら 気がすむんですかっ!?」「影響? 世津子にかね?」 「やはり 君は この卵焼きが 全てほしいのかね? 」
 ヒロミツ君の世津子への想い。教授を尊敬。 ヒロミツ君の純粋さ。まっすぐさ。
 そのあとの頁には、若かりし頃、教授と奥様の(お見合いの)結婚まえのデートのひとコマ。あぁ、すてきなふたり。

 

 

 あ。おもいだした。昔。「俺とアサガオ、どっちが大事なんや!?」「、……。」 っ、朝顔にきまってるじゃないっ。と胸の中で言いきった。 あのときのわたしはそう。日に日に支柱を巻いてぐんぐん育っていくアサガオに夢中だった。
 もしも「俺と音楽、どっちが(以下省略)」なら、たぶんきまってる。

 

  先週。つくった高野豆腐は翌日の夕方になったらいたんでいた(すみやかに処分。雪平鍋とお箸をガス火にかけて殺菌・消毒)。
  さっき。高野とうふとしめじの煮物。小さくリベンジ。 おいしくできたかな、どうかな。

  

  動画。ナスターシャ・キンスキーの「テス」 貧しい家の長女として、美しく生まれたテス。身の上につぎつぎと不運が。テスを最後まで愛しつづけ、ただひたすらテスだけを愛し、世間の風から守ろうとした伯爵?は報われない。
 「テス」より。 エンジェルは村娘たちから羨望の的、モテモテ、手の届かない存在。その彼が、大勢のなかから一人だけ輝いているテスをみて、ずっと気になっている。 あるとき、エンジェルが森の中の小路を歩いてくる。村娘たちが村のお祭りの帰り道。村の娘たちが水たまりの前で(いっちょうらのドレスが汚れてしまうからと)、ためらっていると、エンジェルは自らの上着を水たまりの上に敷いて娘たちを渡らせる。そして、ひとり残ったテスを、エンジェルは軽々と腕に抱きあげると、お姫様だっこして、自分のひざまで泥水に浸りながら、水たまりを渡った。 あぁでも。エンジェルって馬鹿。 テスは猫のように気高く、純潔をつらぬく。 ラストシーンは何かの神話の絵画のよう。
 フランス映画「恋の病」 これは、愛と死の物語。 わたしはこの映画でジュ・テーム (Je t'aime) という言葉を知った。 彼女とミシェル・ピコリジャン・ユーグ・アングラードとの三角関係(男たちは、彼女に翻弄されているだけ?)。 ジュリエットの細い首と華奢で骨っぽい肩、ショートカット(少年のように短髪)がすてき。 ジュリエットは不治の病。天井桟敷でオペラを鑑賞中に異変を感じ、「ごめんなさい、ちょっと気分がわるいの。」と席をたつ。劇場を出たところで(夜、つめたい雨のなか)『あ、……』と気を失い、まうしろにぱたり。失神してしまう。

 

 

 

 


tess. nastassja kinski.  strawberry
https://www.youtube.com/watch?v=tbF6YoEsfKc

Tess  -  Roman Polanski (Trailer)
https://www.youtube.com/watch?v=WF77gX8rjV0

Aria du Maladie d'Amour ※恋の病
https://www.youtube.com/watch?v=cANfKiUKBnI

 

みんな夢でありました / 全共闘・高校全共闘・浪人共闘・学生運動新左翼
https://www.youtube.com/watch?v=uiXDF4jcZXM

ドラマ 「高校教師」 エンディング
https://www.youtube.com/watch?v=9CJ4pxNuNRI

【Music Video】 森田童子 「ぼくたちの失敗」
https://www.youtube.com/watch?v=iER-NZ7GoM8