名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・肉じゃが /きせかえ人形 /粘土 /大人のマネ /いつか魔法使いに /空想ばかり /エレベーターの閉じるボタンを /胸が痛い /やさしさに包まれたなら。荒井由実

f:id:namosiranu_kusani:20180916084142j:plain

 

 

 土曜、夕方。予定していた肉じゃがづくりを決行。しばらくぶりなので作り方を忘れている。じゃがいもの皮をピーラーでむき、じゃがいもは半分に切って、中心に(芯に)かくし包丁をいれる。にんじんは大きめの乱切り、玉ねぎは二つ割り、もしくは四つ切り、お肉は豚肉。 わたしの肉じゃがは具が大きい。はじめは人並みだったけれど、だんだん大きくなるという進化をとげて、今に至る。 煮あがるまで時間がかかるけれど。具材が大きいと野菜の栄養が逃げないし、大きいほうが美味しいような気がする。 大鍋に、にんじん、じゃがいも(お芋は鍋底に触れないよう注意)、たまねぎの順にかさねていき、お水を具材がひたひたになるくらいまで。おつゆ多めがいいから。念のため昆布だし&かつおだしスティック各一本。点火。
 煮汁が沸騰したら、ふたをしめて、火を中火にして(いちばん大きなあぶくが1センチ~1.5センチくらい)、時計をみて、そこから10分煮る。煮るあいだ、かきまわしたり、お手をふれてはなりません。じゃがいもが欠けてしまったり玉ねぎがバラバラになったり、おつゆが濁ってしまうから。 途中、仕上がり時間の5分前になったら豚肉を投入&味付け。→お砂糖(パルスイート)スプーン3杯半、お醤油をちょろちょろと細出しにして、くるくると数回(失念)、そばつゆを細目にくるくる1~2周、→ふたたびフタをして、お肉にしっかりと火を通す。→できあがり。
 「大は小を兼ねる」(←母の口ぐせ)。なるべく大きいお鍋にするといい。 じゃがいもの男爵(だんしゃく)は、おつゆが沸騰してから10分で火がとおる。メークインは身が固いので、15分。 それを過ぎるとじゃがいもは崩壊(煮くずれ)してしまうので気をつけて。
 ようし、大きな丼によそって味見。の前に。せっかくだから。ケータイで写真を。 何回トライしても手が揺れてしまい、ブレブレ。 友人が「撮ろか?」「お願いします。ありがとう。」 友人の撮ったものはハッキリくっきりと写っていて、画面がオレンジ色っぽく美味しそうにみえる。
 するうちに、すっかり冷めてしまった。 あらためて、味見。おつゆをひとくち、玉ねぎをひとくち。おつゆをもうひとくち、じゃがいもをひとくち。おつゆ、お肉、おぉー。 じゃがいもはほろほろ崩れ、玉ねぎはトロっと、にんじんはにんじんのままだけど、他の具材たちと友好ムード、お肉はほどよくもさもさ。
 おつゆをもうひとくち。 うーん。ううーん……。微妙。いつもよりやや甘い。お砂糖の量はこれまでと同じ。たまねぎか。玉ねぎがいつもより甘みがあったのかも。 あ、豚バラだ。豚バラの脂が甘いんだ。おぼえておこう。 肉じゃがは、これでいいと思ったことがない。いつも何かが微妙。

 

 【材料】 ※ご飯なしで食べるとして、4~6食分。
にんじん →2~3本
じゃがいも →5~10個
玉ねぎ(中サイズ) →3~6個
豚肉(部位は問わない) →豚小間、ロース、豚バラ、しゃぶしゃぶ用 (何グラムでも、好きなように)

昆布だし&かつおだし →スティック1本ずつ
お砂糖(粉末のパルスウィート) →3杯半
おしょうゆ → テキトー。好みがあるでしょう。
そばつゆ → 細出しで、1周~2周 (ほんの気安め)

 

  【保存は】
 じゃがいもは足が早く、いたみやすい。
その日のうちに食べきらなかった場合は。
残りわずかなら、タッパーに移して、
まだけっこうあるときは、
鍋ごと冷蔵庫で保存。それでももって二日かな。
なるべく早めにお召し上がりください。

 


_____________

 子供のころ、おもちゃ売り場で「(紙製)きせかえ人形セット」をみて、ほしいなと思ったけれどお小遣いでは買えそうもないお値段。
 次の日。あ、そうか、自分で作ればいいんだ。と、思い付いて。
(母のハイヒールを買ったときの、靴箱に入っていた)厚紙に下着姿の女の子の絵をふたりぶん描いて、はさみで切り抜く。らくがき帳の紙のうえに女の子の人型をあてて、お洋服と靴を描き、人型にひっかけるための長方形の部分も描いて(その仕様は、おもちゃ売り場のきせかえ人形セットで観察しておいた)、完成。
 妹に声をかけ、二人で手作りのきせかえ人形で遊んだ。それぞれお人形にすきな名前をつけて呼んでいた。 市販のものは洋服の数に限りがあるけれど、手作りなら、ワンピースでもお姫様ドレスでも、自分で好きなように好きなだけ、無限に作ることができてよかった。 遊び終えると、お人形とお洋服を何かの空き箱にしまい、大切に保管していた。

 晴れの日は公園や森で遊び、雨の日は友達の家や自宅で遊んだ。
 あるとき、お人形遊びにもあきてしまったらしい妹に「〇〇ちゃん、粘土しようか」と提案。学校の図画工作セットにあった油粘土をだしてきて、こたつの上に新聞紙をしいて、まず粘土をこねこねして柔らかくする。それから、それぞれ色んなものを作っていく。妹の得意なものはヘビ、うさちゃん。わたしは小銭入れからコインをだして、一円玉や五円玉に粘土を押しけてかたどりしてみたり。 妹のヘビから着想して、ひも状にしたものをぐるぐる巻いて「まきふん。」といって妹を笑わせたり。
 いつだったかひらめいたのは「ハニワ」。指サックみたいな形にして、腕を生えさせ(片手は上向きに、片方は下向きに)、つまようじの頭で3つの穴をあけてお目々とお口に。できた♪ 歴史(社会)の教科書でみた、踊るハニワ。 つまようじの頭で目と口をつくる方法はわたしが発明して、妹もそれをマネしてうさちゃんの顔をつくるようになった。

 そういえば、妹はなんでもわたしの真似っこをしてた。わたしが本や漫画を読んでいると、妹も雑誌「小学一年生」を両手でひらいてもち、(妹は文字を読むのが苦手だった)読んでいるふりをしていた。
 子供って大人のマネをしてみたいんだろうな。わたしはときどき、母親のドレッサー(鏡台)のひきだしをあけて、青空みたいな色のアイシャドウや、真っ赤な口紅を塗ってみたり、ビューラーでまつ毛をくるんをさせようとしてまぶたのお肉をしたたか挟んでしまい「痛たたた……(>_<)」となったり。綺麗になったかな?と鏡をみると、そこにはお化粧オバケがいた。 鏡台のひきだしのすみっこにあった、ガラス製のボリューミィな指輪をはめて、イヤリングを耳につけて、母のぶかぶかなハイヒールを履いて、ヨロヨロしながら部屋の絨毯のうえをちょっとだけ歩いてみたりして。
 大人はなんでも知ってるんだ。とくにおとうさんは物知りだもん、分からないことがあったらおとうさんに訊けばいいんだ。と思ってた。
 もしもわたしがハイジだったら、あるいは少女コゼット。不思議の国のアリスなら、ルパン三世の仲間なら。 神話の、もしくはまんが日本昔話の「やまたのおろち」?、「姫と白蛇」「大蛇の棲む沼」「大懸山のうわばみ」「加茂湖の主」?の村人たちのいけにえとなって大蛇にさらわれる乙女だったら。 トム・ソーヤー。マッチ売りの少女。科学忍者隊ガッチャマンのメンバーなら、小公女セーラだったら。 ……と、子供のころは空想ばかりしていた。
 今はこんなブスだけど、魔法使いサリーや魔女っ子メグやひみつのアッコちゃんのように、いつか魔法使いになって、誰かを助けたり、きれいなお姉さんに変身できるんだ。ほうきにまたがって空を飛べるんだ。と思っていた。 「みにくいアヒルの子」のように、大人になったら綺麗になれるんだ、だから今はブスでも大丈夫。と信じて育った。


 メモ。 映画パイレーツオブカリビアンの砂浜でジョニー・デップと決闘してた人、ミランダ・カーと結婚してたあの俳優さん、何て名前だっけ。 /棒アイス、ホームランバー。昔は50円もして、メーカーは雪印だったような /コーラアイス、ソーダアイス、半分こするのね
 /中学のころ土曜のお昼はサッポロ一番のしょうゆラーメンをつくって妹とお椀に半分ずっこして食べてた
 /(ちびまる子ちゃん追悼スペシャルを見ながら)子供は正直ね /エレベーターの閉じるボタンを押す人? 友人は病院のエレベーターの件のボタンを人差し指でコンマの速さでプププププ……と連打するという / 〆。

 

 

 やさしさに包まれたならユーミン荒井由実時代の作品がぴったりくる。 繊細な歌いかたが素敵。つい聴き入ってしまう。 あ、埠頭を渡る風、もいいな。こんなドラマチックな恋愛をしてみたい。なにも言わずにわたしのそばにいて。 、なんて。 たった一度きりでいい。こんなせりふをささやいてみたい。 ユーミンは天才。

むねがいたい。 これは。 ドキリとする。重たい一発。 ノックアウトされた。

 

 

 

 

乙女の祈り : Badarzewska - A Maiden's Prayer
https://www.youtube.com/watch?v=AZgQm7ib6hc

やさしさに包まれたなら ♪(single version) 荒井由実
https://www.youtube.com/watch?v=OX328u6rPe4

魔女の宅急便  ルージュの伝言
https://www.youtube.com/watch?v=-JJXh1QcSag