名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・(2018.9.11 未明)はなぢ /降りてくるにもほどがある /2004. 詩、再掲。 /木綿の日曜日 /ダイヤルアップ接続音 /フローラ

 

 

 夜。バービーボーイズをけっこうな音量で聴いていたら 何かが降りてきて、それをあわてて手近な紙に(コピー用紙)ワーっと書きつけて、よみかえしていたら。
なにこれ、文字がふるえて逸脱しちゃってる。よりによってどうして今なの。 はなの奥から うっすらと血がにじんできた。
これはいけない。ちょっとそこの小娘。今夜はこのへんにしておいて 薬をのんでとっととお眠りなさい。 ちょいとそこのお嬢ちゃん、きょうもいちにちよく乗りこえましたね。 おやすみなさい。よい夢を。

 なんだろうな、これ。断線していたところが 火花をちらしてつながった感じ? ダイヤルアップでぴ~ひょろろ。きっと、いまだけだろう。 そうだ。ホネホネロックで踊ろう。 だって わたしはすでに死んでいるんですもの。
 いまのわたしにはシゲキがつよすぎたのかも。痛いっ。足ゆびにトゲがささったみたい。 球根かもね そうかしら。 ちょっとそこのバービーボーイズ。わたしのどこをわかるっていうの。

 いつか、「日曜が手をふる」と書いたけれど。いまは何曜だったかな。何曜日でも手をふるのらしい。

 

 

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・土の中 (2004.6)


右足で左足を踏んでいた

まるで気付かなかった


ふわり微笑んだりして
左足、あなた

指も爪も
死んでるじゃない


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・おしながき (2004.6)

きょうは
何か
他のもの

すがるような聴き方
したくない


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・天窓の子守唄 (2004.6)


剃刀のように痩せて老魚
水よ
やさしくあれ


星のない空をゆるす者
夜よ
やすらかにあれ


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・木綿の日曜日 (2004.)

 

衣ずれのように彼はきて
背中から
そっと何かを羽織らせてくれた


日曜が手をふる
わたしも手をふる
ありがとう

何事もない一日をありがとう

 

 


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