名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・畳のへり /35度

 朝ドラマで「畳のへりは踏まない。」という場面があり、それで思い出した。父の納骨でお寺の和室に入ったとき、妹が畳のへりをメシャメシャと踏んでいくので「あぁっ……」と思ったけれど、あまり細かい事をいうのもあれかな、と思ってグッとこらえた。畳のへりは踏んではいけないと、妹も教わっていたはずなのに。他には、枕を踏まない、敷いてある布団の上を歩かない、とか。
実家は食事の作法はそれほど厳しくなかったので、妹は正座をせずに女の子座りで食べていた(わたしは自然と正座)。母などは食卓にひじをつき、立膝で食べたりするのだけど、父は何も言わなかった。父も母も厳しく育てられたというから、食べるときは気楽にしたいという方針になったのかな。 わたしは涙箸をよくするし、さといもは刺し箸していた。妹は迷い箸や引き寄せ箸をしていた。箸先が「×」になると「イスカのはしの食い違いだね」と父が笑いながら言っていた。ただ、お茶碗によそったご飯は一粒も残さず食べるように、「残すと目がつぶれるよ」と言われて育った。
ハサミを使うたびに思い出すのは母の「はさみはガシャンと置いちゃ駄目、刃が狂うから。」という言葉。刃物を人に渡すときは自分が刃先をつかんで取っ手のほうを相手に向ける、とも教わった。

そういえば「外国人観光客の間違い」というテレビ番組でお寺や神社の手水(ちょうず。龍の口などからお水が出て、ひしゃくが置いてあるところ)で、外国の人たちがひしゃくに口をつけてお水を飲んでいて、そこで「ブーッ!(間違い)」となって、わたしは内心「えーっ」と驚いた。正しくは、ひしゃくのお水で手を洗い、手のひらにすくった水で口をゆすぐ、とのこと。母と妹とお寺に行くと、龍のところで手を洗い、「ほら、飲みなさい」とすすめられてひしゃくからお水をゴクゴク飲んでいた。母も知らなかったのかな。知らなくってごめんなさい。
このまえ友人と見ていたドラマでは葬式帰りの人に頭からお清めの塩をかけてあげていたけれど、そこで友人が「違うよ、あはは」と笑った。正しくは背中→肩→足、とかけるのらしい。どうしてそんなこと知ってるの??と訊くとおばあちゃん子だったから、という。

 連日、最高気温が35度。部屋の冷房も日中はあまり効かず、室温計をみると28度とか。

 今日もとうもろこしを買ってきてしまった。一本97円。わたしのとうもろこし愛はとまらない。美味しいとうもろこしの選び方は、ひげが若くてずっしり重いものを。皮を三分割くらいでむいて、一本ずつラップに包む。電子レンジで一本あたり4分を目安に。二本なら6分。

 おととい、「天使にラブソングを」の音楽動画を見つけてお気に入りに入れた。ラスト2分の曲が好き。歌って踊って、もう一度聴きたくなる。


Sister Act 1 & 2 all songs
https://www.youtube.com/watch?v=ROjW14qtnu0

Queen - Don't Stop Me Now
https://www.youtube.com/watch?v=HgzGwKwLmgM