名も知らぬ草に blog

管理人:草(そう)

・喪失 /クナイプ /世間はクリスマス /ワム。ポール・マッカートニー 

 

 

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 来年(2019)3月、名も知らぬ草に のサイトは消失する。 なにかこう、ぽっかりと穴のあいたような気持ち。


 土曜。湯舟に浸かる。クナイプのバスソルトユーカリをいれて。


 そういえば世間はクリスマスムード。 

 

 

 

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Paul McCartney  -  Wonderful Christmas Time 

Wham!  -  Last Christmas (Pudding Mix) 

 


名も知らぬ草に
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/5082/index.html

 

 

 

 

・アンデルセン童話集3 /あの女はろくでなし 

 

 

 

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 このまえ古書店で購入。 アンデルセン童話集3「あの女はろくでなし」(山室静 訳)より抜粋。

 


 「あの方がなくなりましたか!ほんとうにいい方でした。神さまだってあんな方は、そうたくさんはごぞんじないでしょうよ」
 そう言っているうちに、涙が頬をつたって流れました。「ああ、どうしたのかしら?目まいがする____ 一びんすっかり飲んでしまったからだわ。わたしはこんなには飲めないんだもの。____とても気分がわるい!」 こう言って、そばの板がこいにつかまりました。


 「おや、ずいぶんわるそうですね」と、マーレンおばさんは言いました。「なに、じきによくなりますよ。____いや、いけない! あんたはほんとに気分がわるいんだ!家へ帰った方がいい。わたしが連れていってあげます」
 「でも、洗濯物が!」
 「それはわたしが引受けますよ。さあ、わたしの腕につかまって! 坊やここにのこって、しばらく番をしていてもらいましょう。わたしがもどって来て、のこりは洗います。あとはいくらもないんだもの!」


 洗濯女の足はふらふらとよろけました。
 「あまり長く冷たい水の中に立っていすぎたんだわ! それにけさからまだ、水一ぱい、パンひときれも口に入れてないんです。からだに熱がある! おお、イエスさま! どうぞ家まで帰る力をお与えください! それから、かわいそうなこの子を!」
 こう言って母親は泣きました。
 男の子も泣きましたが、すぐ、川岸のぬれた洗濯物のそばにひとりですわって、番をしました。
 おばさんと、足のふらふらする洗濯女とは、ゆっくり横町をのぼって行きました。

 

 

 (中略)
 母親はやっと正気にかえり、自分の貧しい家に連れていかれて、ベッドに寝かされました。
 親切なマーレンさんは、バタと砂糖を入れたビールをいっぱいあたために出て行きました。おばさんは、これがいちばんよくきく薬だと信じていたのです。
 それから洗い場へ行きました。洗濯物のすすぎ方はへたでしたが、でも思いやりからしたことです。そうはいっても、ほんとうはぬれた洗濯物を岸にひきあげて、桶の中に入れただけですがね。

 


 夕方、おばさんは洗濯女の貧しい部屋にすわっていました。
 おばさんはジャガイモの焼いたのを二つ三つと、上等のハムをひときれ、町長さんの料理女のところから、病人にもらってきてやりました。それは男の子とマーレンさんとでおいしく食べました。
 病人はそのにおいをかいで、それだけでも滋養になるといって喜びました。


 やがて男の子は、寝床にはいりました。それは母親の寝ている同じベッドでした。ただ母親の足の方に、ななめに横になったのです。そして、青と赤のひもをぬい合わせた、古い毛布にくるまりました。
 洗濯女は、いくらか気分がよくなりました。あたためたビールが力をつけ、おいしい料理のにおいがききめがあったのです。
 「ありがとうございました。あなたはなんて親切な方でしょう!」と、母親はマーレンさんに言いました。

 

 

 

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Quincy Jones & Toots Thielemans  -  "Velas"  

 

 

 

 

 

・早くに目覚めて /愛すること。うつくしい 

 

 

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 昨夜。10時頃に寝入り、今朝は3時に目覚めた。ふと思い立ち、ファーストアルバムから四曲を聴く。けっこうな音量で。


 言葉がどうとか意味がどうとかより。この音の。この声の響きがすきなのかも。 
 初めの頃は言葉の意味を理解しようとか、その源泉を追求しようと苦心していたけれど。 そんなわたしの愚かさもいまとなっては微笑ましい。
 この響きそのものが真理。 ようやく気付いた。 この声に包まれたらいいのらしい。 ただそれだけで幸福。 


 つづいて、三枚目のアルバムの四曲目を聴く。 左耳をひらいて聴く。 残響音までも素敵。 

 

 

 そして思い至る。 対象がなんであれ。方法がどうであれ。
 愛すること自体がうつくしい。

 生きることは愛すること。かもしれない。

 愛のもとに。 愛から生まれ、愛へと還る。 すべてはひとつ。

 

 

 

 

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(※英訳 /響きそのもの /愛のもとに)

I decide suddenly and listen to four songs from the first album. By the good volume.
A word, the meaning of how is it, how is it and, more. The one of this sound. A ring of this voice may be a favorite one.
I understood the meaning of the word and one around first was taking pains in order to pursue the source. Since such my stupidity will be also now, warmly.
This, it sounds, itself is truth. I noticed finally. Appropriate for should be wrapped in this voice. I'm happy only with that freely.


And I realize. A target be what. A way be how.
To love, it itself is beautiful.

Love to live. Duck isn't known.

Down love. I'm born from love and return to love. Everything is one.

 

 

 

 

 

・映画 大脱出  ※原題/ESCAPE PLAN 

 

 

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 きょう観た映画。「大脱出」 2013年、アメリカ。 出演:シルベスター・スタローンアーノルド・シュワルツェネッガーサム・ニールファラン・タヒール、ジム・カヴィーゼル 


 あらすじ:稀代の脱獄王レイ・ブレスリンは、難攻不落の監獄船から脱出できるのか??

 

 まだ二十回くらいしか観ていないけれど。 不屈の心を忘れそうになったら観ている。 


 感想。悪役のホブス所長がいい。悪役のいい映画はおもしろい。 ファラン・タヒール演じるジャベドとの友情も◎。 シュワちゃんの殺気。 スタローンのタフさを見習いたい。


 あと。ジム・カヴィーゼル。 す すてき。 こんな方から「君はもう わたしのものだ。」とか言われたらどうしよう……(*v.v)  ←ないない。一生ない。安心なさい。

 

 

 

 

・インスタグラムで /南アフリカのラジオ局 /ジョナサン・バトラー 「ぼくは裸足だったんだよ」 /ステーヴィー・ワンダー。For Once in My Life 

 

 

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 画像は。いつかの牛丼。 牛丼のときは、たまねぎを繊維に対して、縦に切る。 つゆだく。甘口。 かきこんで召し上がれ。

 

 

 インスタグラムで、なぜか南アフリカのラジオ局との巡りあい。さらに驚いたのは、そのラジオ局の写真をちょっとみてみたら、ジョナサン・バトラーらしき画像が。 え。えーっ(@_@)

 

 

 ジョナサン・バトラー。 左利きのギター。彼の尊敬するというスティーヴィー・ワンダーのような純朴な歌声。

 ジョナサン・バトラー南アフリカ共和国の出身。 当時の南アフリカでは、白人による黒人への人種差別がひどく。白人のラジオ局では白人の音楽、黒人のラジオ局では黒人音楽しか放送されていなかった。
 そんななか、白人のラジオ局で、唯一、(黒人である)ジョナサン・バトラーの曲だけは放送されたという。

 

 子供時代から兄弟と音楽グループで活動して世界中を旅してきたジョナサン・バトラー
 CDの解説文にはこうあった。 「はじめてステージで歌ったとき、ぼくは裸足だったんだよ(^▽^*)」
 当時、南アフリカの黒人たちにとって靴は貴重なもので、特別なときにしか履かなかった。
 彼は、はだしで人種の壁をこえたのらしい。

 

 

 


Jonathan Butler  -  Lies  ※ジョナサン・バトラー

Jonathan Butler / Holding On  ※ホールディング・オン

Jonathan Butler  Going Home


Stevie Wonder   For Once in My Life  

 


インスタグラム /instagram
https://www.instagram.com/

草(そう)のインスタグラム (動画あり) 
namosiranu_kusani

 

 

 

 

 

・2003.12.3 記念日 /アルバム、回想メモ /あのライヴ、回想録 /The Chang 毎日を変えておくれ 

 

 

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 12.3 /「新しき日本語ロックの道と光」のアルバムを一曲目からボーナストラックまで通して聴いてみた。 かなりの大音量を、ヘッドフォンで。

 アルバムは一枚でひとつの作品だもの。 やはりこういう聴き方でなくちゃ(^^*) 曲から曲への流れも含めて素晴らしい。

 きのうは肝心の左耳の具合がいまひとつだったけれど。 いいものはいい。

 


 そのぬくもりに用がある。の、2コーラスめの「 いま手に にぎってるものは、」のところでゾクッとなる。あぁ、よかった。あの頃の耳を、いまももっているのらしい。


 「 夜汽車でやってきたアイツ」 2005年のライヴだったか。この曲のイントロでおもいがけず落涙。大粒の涙がぽろぽろと頬をころがり落ちる。 隣りの妹が『えっ。お姉ぇ、どうしたの?!(@_@)』と戸惑った様子だったけど、わたし自身がいちばん驚いた。人前で泣くなんて。 妹にテヘッ☆(∂_∂*)と照れ微笑むと、つぎの瞬間わたしは軽やかに踊っていた。踊るなんて恥ずかしいはずなのに、気付いたら踊ってた。  なぜ落涙なのか。あれは今でもわからない。 


 「さよならベイビー」 くるおしい曲。 初めてあのアルバムを聴いたとき、この曲のころには号泣しながら、ティッシュでハナをかみながら聴くのだった。 アルバムを、はじめの数日間はなぜか号泣しながら繰り返し聴いた。泣きすぎて目は腫れるし、水分が涙で出尽くした脱水症状なのか、唇の薄皮はパリパリとむけてきた。 


 「 朝 」 アルバムのラストを飾るのにふさわしい、運命的な曲。 終盤、行進曲のリズムになるところもいい。
 2004年一月。横浜の小さなライヴハウスで、待ち望んだこの曲「 朝 」が演奏されて。 神聖な前奏とともに、彼らのうしろからこちらへむかってオレンジ色の照明がゆっくりと照らされ、まるで夜明けを目の当たりにするかのような素敵な演出。うつくしさのあまり、頭の奥がとろける心地。くらっとなった。 あぁ、いまこのとき、この瞬間のために、わたしは今夜ここへ来たんだ……と感無量(*゚ー゚*) 


 ボーナストラック? 「新世紀放談」 この声の艶っぽさは どういうこと?(@_@)

 

 ……。まいったな。 まいりました(*v.v)  

 

 しかし。こんなに熱く語っていいのかしら^^; 年に一度くらい いいかな。

 

 

 

※CDケースから、ひらりと舞い落ちた紙片のメモより。→ 「毎日を変えておくれ」
 そうだ。いつかのラジオから流れてきて、おもわず手近の紙に曲名とアーティスト名を書きつけたの。

 

 

The Chang 毎日を変えておくれ